【温鋼知新-06】Operation: Mindcrime【Queensrÿche】
断捨離443枚目
Operation: Mindcrime
Queensrÿche
温鋼知新-06
発売日:1988/3/3
レーベル: EMI Manhattan
1. "I Remember Now" Chris DeGarmo, Geoff Tate, Michael Wilton 1:17
2. "Anarchy—X" (instrumental) DeGarmo 1:27
3. "Revolution Calling" Tate, Wilton 4:42
4. "Operation: Mindcrime" DeGarmo, Tate, Wilton 4:43
5. "Speak" Tate, Wilton 3:42
6. "Spreading the Disease" Tate, Wilton 4:07
7. "The Mission" DeGarmo 5:45
8. "Suite Sister Mary" (first track of side 2 in some cassette/vinyl versions) DeGarmo, Tate 10:41
9. "The Needle Lies" Tate, Wilton 3:08
10. "Electric Requiem" Scott Rockenfield, Tate 1:22
11. "Breaking the Silence" DeGarmo, Tate 4:34
12. "I Don't Believe in Love" DeGarmo, Tate 4:23
13. "Waiting for 22" (instrumental) DeGarmo 1:05
14. "My Empty Room" Tate, Wilton 1:25
15. "Eyes of a Stranger" DeGarmo, Tate 6:39
こんにちわ、あおさん(@aosan)です。
私がその当時に聴いてこなかったあのバンドを聴いてみるゾのコーナー。
今回の温鋼知新は、
クイーンズライチです。
このサウンドをすでに1988年に完成させてしまっていた、プログレッシブ・メタルの先駆け、名盤中の名盤。
私にメタルの道を教えてくれた先輩の部屋にいつでも転がっており、何度も聴いていたはずだけど、スラッシュ・メタルへ傾倒していた私の耳にはほとんど届いていなかった。
私がプログレッシブ・ロックを聴き始め、ドリーム・シアターあたりを買いだすのは、もっと後のことでした。
そんなわけで、こんな名盤を今の今までまともに聴いたことがありませんでした。
で、さっそく、安く買ってやるぞ!とハードオフにいったところ、これがまた全然置いていない。
大宮のディスク・ユニオンに行った時も、確かなかったのかな。
そんで、最後にどうせないだろうとダメもとで行ってみた、大宮ラクーン内のブックオフに、380円で見つけました。探してみるもんですね~。2枚もありましたよ。
もちろん、その日はディスク・ユニオンでメタル系を大人買いして来たので(断捨離はどこいった!?)、帰って聴くのが楽しみで楽しみで・・・。(YOUTUBEですぐ見れるだろ!)
さて、本作のお話もですが、まずはクイーンズライチとは?ですね。
まずはバンド名のお話です。
来週紹介するバンドもそうなんですが、読み方が変わっているようなんですよね。
”Queensrÿche”は私は「クイーンズライチ」と覚えていたし、メタル雑誌『Burrn!!!』でも、そのように表記していたと思います。でもWikipediaを見ると「クイーンズライク」と紹介されています。そして、ブックオフの店頭の棚表示にも「クイーンズライク」でした。そこで売られていた日本盤の帯にも「クイーンズライク」と書かれていました。
今はそう呼ぶのかな??
私の時代では、”Queensrÿche”はクイーンズライチなので、あとの表記もこれで行きます。
変わって来週紹介するバンドは、”ch”を私は「ク」と読みます。
その方がカッコいいし、そのバンドにその呼び方のがふさわしいと思うから。
でも、今度のwikiの表記は"ch"を「チ」と書かれているんですね。CD帯は「ク」なんだけどなぁ。
なんのバンドだと思いますか?
3/13をお楽しみに。
さてさて、クイーンズライチはアメリカ出身のプログレッシブ・メタルバンド。
世界で2000万枚のセールスを誇る、プログレシーンで知る人ぞ知る大御所バンドです。
1984年に『ザ・ウォーニング(警告)』でデビューし、1986年にセカンドアルバム『レイジ・フォウ・オーダー(炎の伝説)』をリリース。アメリカのバンドながら、アイアン・メイデンなどブリティッシュスタイルのメタルを匂わせ、洗練されたプログレッシブ・サウンドで確実に知名度を上げ、本作『オペレーション:マインドクライム』を1988年にリリースする。
本作はコンセプト色の強いロックオペラ的な作品で、クオリティの高いヘヴィメタルの1曲1曲をSEやオーケストラでつなぎ、アルバム全体で物語を作っています。クイーンズライチにとって、最初の商業的な大成功を収めた作品です。
簡単に言ってしまうと、ドリーム・シアターが好きな人は好きだと思う。
正直言って、世界観はかなり近い。
伝統的なヘヴィメタルに複雑で難解なプログレッシブロックを高い次元で融合させたサウンドで、ドリーム・シアターとのはっきりした違いは個人的な意見でいうと、ボーカルかなぁ。
そして、ドリーム・シアターよりも
ヘヴィメタル > プログレ
の気がします。
コンセプトアルバムと言っても、言われなければ1曲1曲のクオリティが高いので、全然1枚通して聴けちゃいます。
これだけサウンド的な共通点があるにもかかわらず、両者は接点がなく、ようやく2003年にプログレッシブメタルの両巨頭として、ダブルヘッドライナーでのツアーを敢行。しかし、クイーンズライチのボーカル、ジェフ・テイトはこのツアーに至るまでドリーム・シアターの音楽を聴いたことがなかったとか、ドリーム・シアターを批判するような発言とかで、どうやら両者はスゲー仲が悪いらしい(笑)
私の独断と偏見の評価
好きか嫌いかの独断と偏見による10段階評価です。私が最も愛してやまないMETALLICA『…and justice for all』を「10」として考えています。5段階で初めたけど、「4」ばかりになりそうなので変えました💦
8.8
【講評】
本腰を入れて聴いたことがなかった割に、思い出と思い入れのある一枚なので、評価が甘くなってしまったかな。このアルバムジャケットをみると、その先輩を思い出してしまうんでね。
全編通して捨て曲がない質の高い1枚です。すべて8.5クラスの曲が続きますので、どこで点を落としたらいいの?ってぐらいよくできてます。
断捨離なんかせずに、長く聴いていきたい一枚。(断捨離はどこへ???)
それではまた、違う名盤で👊
同年にリリースされた名盤たち (1988年)
構成メンバー/参加ミュージシャン/クレジット
- Geoff Tate – lead vocals, keyboard, whistles and blurbs
- Chris DeGarmo – guitars
- Michael Wilton – guitars
- Scott Rockenfield – keyboard , drums, percussion
- Eddie Jackson – bass
収録曲
本作1曲目~2曲目。
『アイ・リメンバー・ナウ』~『アナーキー-X』
両方ともインストゥルメンタルです。
このアルバムにはちゃんと主人公がいて、ストーリーに沿って進みます。
1曲目は病院の中での会話シーンからスタートし、壮大な雰囲気のインストゥルメンタルにつながります。
3曲目、1~2曲目のインストゥルメンタルからつながります。
1988年のアルバムとしては、かなり精度の高いメタルですよね。
まだ成功を収めていない若手の3枚目とは思えない重鎮ぶり。
6曲目『スプレッディング・ザ・ディジーズ』。
アンスラックスのセカンドアルバムとは同名タイトルですが、何の関係もありません(笑)
イントロがドコドコとタムロールが、ついついアンスラックスの『インディアンズ』を彷彿させてしまいますが、全然違います。
本作の中では比較的疾走感のある曲。
ラスト曲『アイ・オブ・ア・ストレンジャー』。
公式PVがありました。
PVではカットされてしまっていますが、
アルバムでは曲の最後に主人公が、
”I remember now...”とつぶやきます。
コンセプトアルバムだもんな~。
ここで最初につながるのか~。
どうしてもそのセリフを聴きたい人はこれを聴いてください。
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