名盤巡拝488番
COURT IN THE ACT
SATAN
温鋼知新-14
発売日:1983/10/28
レーベル:ROADRUNNER
1. Into the Fire [1:46]
2. Trial by Fire [4:19]
3. Blades of Steel [5:16]
4. No Turning Back [4:02]
5. Broken Treaties [4:44]
6. Break Free [5:24]
7. Hunt You Down [3:30]
8. The Ritual [4:41]
9. Dark Side of Innocence [0:57]
10. Alone in the Dock [6:28]
こんにちわ、あおさん(@aosan)です。
私がその当時に聴いてこなかったあのバンドを聴いてみるゾのコーナー。
今回の温鋼知新は、セイタンです。
1979年に結成された現在も活動中のNWOBHMムーブメントの生き残りバンドです。
NWOBHMとはなんぞや?という方はこちらの記事をどぞ👇
今あるスラッシュメタル、スピードメタルというわれるジャンルの先駆的存在で、この当時のスタイルとしてはなかなか速いです。
メンバーチェンジに伴って、名義を「ブラインド・フューリー」、「パライア」と変更していますが、2011年にセイタンとして再結成し、現在も活動中とのこと。
レコーディング契約はメタルブレード・レコード。コテコテですね~。
さて、本作は彼らの1stアルバム。
どこで録音したのか、音がこもって非常に残念な音質。
ジューダス・プリーストを思わせるハードロック≦ヘヴィメタルなハイトーンボーカル。
メタリカ1stに負けないチープなスピード、疾走感。
ちょっとゾクゾクってくるメロディアスなツインギター。
なかなか秀逸な、リピートしてしまう魔力のある作品です。
あえて、音質の悪さが当時のアンダーグラウンドなヘヴィメタルシーンを演出しているとも言えなくもない、ヴェノム的魔力アリ。
※音質の悪さがかえってセールスポイントになっているVENOMの魔力。音質が悪いように演出して雑然としたざらついた、安っぽい雰囲気を作り出すローファイとはまた違うんだなぁ。
バンド名は”セイタン”=”サタン”ですが、そこまでおどろおどろしくなく、ブラック・サバスのイメージよりも、やっぱりジューダス・プリーストのイメージに近いですね。それなのにスラッシュメタルの疾走感や攻撃性があるので、クセになるサウンドです。
歴史的なコレクトの意味合いで買ってみたんですが、なかなかの秀逸さにリピートして聴いている作品になりました。
昔のバンドもまだまだ、底が見えない。
また70~80年代を掘り起こしてみよう。
私の独断と偏見の評価
好きか嫌いかの独断と偏見による10段階評価です。
私が最も愛してやまないMETALLICA『…and justice for all』を「10」として考えています。
8.4
すごくいいですね。70年代のプログレ作品と同じような目線で聴いて、沁み込んでくる懐かしさ、なんだこりゃと思っちゃうような音の悪さが最高のB級を演出している。
それでいて、どこかしらがスラッシュメタルしている。
他の作品も聴いてみたい。
それではまた、違う名盤で👊
同年にリリースされた名盤たち (1983~1984年)
構成メンバー/参加ミュージシャン/クレジット
- ブライアン・ロス (vo)
- スティーヴ・ラムゼイ (g)
- ラス・ティピンズ (g)
- グレアム・イングリッシュ (b)
- シーン・テイラー (dr)
収録曲
2曲目「トレイル・バイ・ファイア」
1曲目は壮大?チープなイントロSEのみなので、実質1曲目です。
もうこの曲に彼らの魅力はすべて詰まってますね。
同時期デビューのメタリカの1stにも負けないこの疾走感、初期ジューダス・プリーストチックなハイトーンボーカル。それにしても、ツインギターが冴えわたってますね。
文句なしにカッコいいのに、どこか懐メロを感じる。
3曲目「ブレイズ・オブ・スティール」
2曲目から間髪入れずにつながります。ミドルテンポのグルーブ感の強い1曲。ただ、速いばかりが能じゃないってのがよくわかります。
曲中にもかなりしおらしい展開をして、ドラマチックな構成をしています。しかし、そこからギターソロに入ると、爆発的に盛り上がりを見せてくれる。
いやいや、カッケ~ですよ。
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