GOD HATES US ALL【SLAYER】
名盤巡拝489番
GOD HATES US ALL
SLAYER
発売日:2001/9/11
レーベル: American Recordings
1. "Darkness of Christ" 1:30
2. "Disciple" 3:35
3. "God Send Death" 3:45
4. "New Faith" 3:05
5. "Cast Down" 3:26
6. "Threshold" 2:29
7. "Exile" 3:55
8. "Seven Faces" 3:41
9. "Bloodline" 3:36
10. "Deviance" 3:08
11. "War Zone" 2:45
12. "Here Comes the Pain" 4:32
13. "Payback" 3:03
こんにちわ、あおさん(@aosan)です。
です。
今回はスレイヤーです。
2001年にリリースされた作品で、前作『ディアボロス・イン・ムジカ』(1998)よりもさらに、ハードコアパンクに寄った作品に思えます。
ニューメタルのスキップノットに近いと評価されてるみたいですが、残念ながら僕はスキップノットは全然聴いたことがなくて、ちょっとわからない。
むしろ、1996年にリリースされた『アンディスピューテッド・アティテュード』というハードコアパンクカヴァーアルバムの影響の方が大きいように感じます。
この作品も持っているので、そのうちにレビューしますが、もうそのまま「スレイヤーがハードコアパンクやったらこうなる」って作品です。
ちなみに、僕はけっこう苦手な作品です💦
この作品の2年後にリリースされたのが前作『ディアボロス・イン・ムジカ』でこの作品でも、無機質な怒りを前面にぶつけるようなスタイルの片鱗が見えます。でも、まだドラマティック性、ストーリー性がある作品でした。
本作『ゴッド・ヘイツ・アス・オール』は、この無機質な怒りをぶちかますのを全面に打ち出した作品です。
ですので、従来のスレイヤーを求めるファンからは敬遠される作風で、スレイヤーの作品の中でも異色な作品です。
テーマも従来の”悪魔”や”地獄”といったブラック・サバスやヴェノムをルーツに持つようなものではなく、もっと現実的に”宗教””殺人”“復讐”など、より今起きていることを追求したもの。
この影響もあってか、サウンドも強烈なパワーとスピードにおどろおどろしさを加えたスレイヤーならではもスラッシュメタルサウンドから、パンテラのような怒りに任せて叩きつけてくるような現実感の強いスラッシュサウンドになっています。
まぁ、しかしそこはさすが王者スレイヤー。二番煎じにならない、言わせないだけの有無を言わさぬエネルギーとパワーで圧倒されます。
この作品の好き嫌いはかなり極端に分かれるかなと思います。
スレイヤーを聴いてみたい!という人の「入門用」ではありません。
しかし、この作品を経て、次作でスレイヤーは商業的な大成功をおさめます。
それを本人らが望んでいるかどうかは微妙ですが笑笑
私の独断と偏見の評価
好きか嫌いかの独断と偏見による10段階評価です。
私が最も愛してやまないMETALLICA『…and justice for all』を「10」として考えています。
8.4
【講評】
正直、イマイチ苦手な作品です。
クオリティの高いハードコアパンク寄りのスラッシュメタルを聴かせてくれるんですが、あまりにもパワーが強すぎて疲れちゃうかな…。
この次作の名作を先に聴いていたので、こういう作品を経て、アレがあるのかと思うと、納得の一枚でした。
それではまた次の作品で✋
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構成メンバー/参加ミュージシャン/クレジット
- Tom Araya – bass, vocals
- Kerry King – guitars
- Jeff Hanneman – guitars
- Paul Bostaph – drums
収録曲
#2『ディスシプル』。
#1がSEなので1曲目ですね。スレイヤーらしいリフで始まったかと思えば、怒り全開アンセルモチックなボーカルでハードコア全開のナンバーです。
#6『スレショルド』。
意味は敷居、入り口、発端、閾。難解なタイトルですね。
もうパンテラのアルバムに入ってても何の違和感もない出来ですね…。
#13『ペイバック』。
全曲中、一番スラッシュメタルらしいナンバーと思われます。それでもかなりハードパンク寄り。
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