REIGN IN BLOOD【SLAYER】
名盤巡拝459番
REIGN IN BLOOD
SLAYER
発売日:1986/10/7
レーベル: Def Jam
1. "Angel of Death" 4:51
2. "Piece by Piece" 2:02
3. "Necrophobic" 1:40
4. "Altar of Sacrifice" 2:50
5. "Jesus Saves" 2:54
6. "Criminally Insane" 2:23
7. "Reborn" 2:11
8. "Epidemic" 2:23
9. "Postmortem" 3:27
10. "Raining Blood" 4:14
こんにちわ、あおさん(@aosan)です。
まずは、結論から。これぞ、神盤です。
今日はアメリカの超大御所スラッシュメタルバンド スレイヤーです。
日本ではメタリカ、メガデス、アンスラックスとで『スラッシュメタル四天王』と呼ばれ、アメリカでは『スラッシュメタルBIG4』と呼ばれています。まぁ、どっちもどっちものセンスのなさですが…。
さて『スラッシュメタル四天王』などと呼ばれているこのバンドの中で、頑固一徹にスラッシュメタルを守り続けているのは、実はスレイヤーだけです。
メタリカ、メガデス、アンスラックスは業界的に大きなターニングポイントであった1990年、ここを機に遅かれ早かれ大きく音楽性の模索を始めます。
その大きなムーブメントを作った二つのバンドが、言わずと知れたニルヴァーナとパンテラですね。グランジとモダンヘヴィネス。あらゆるヘヴィメタルバンドが迷走した時代です。
そんな業界の大きなうねりにどこ吹く風とスラッシュメタルの王道を突き進んでいたのがスレイヤーです。
現在も活動中である彼らの最新の2010年代、2020年代の「音」を聴いたことがないので、評価はできないんですが、根幹はおそらく変わらないでしょう!
なんだか、スレイヤーに関してだけは、スレイヤーで居続けてくれている、根拠のない自信があります。
さて、本作は1986年に発売されたスレイヤーの3枚目のスタジオアルバム。
全10曲の29分4秒。スラッシュメタル王道である速さ、攻撃性、そして危険な歌詞。聴き始めるととにかく高い緊張感、こんなに激しいのにどことなく聴きやすく、繰り返し聞きたくなる中毒性のあるサウンド。
あっという間に終わります。そして聴き終えた爽快感も格別。
朝にデスメタルを聴こうとすると心が折れる…という話題を以前にしましたが、スレイヤーは朝からアゲアゲで聴けますね~。
しかし、ジャケットの悪魔主義的な危険な描写、1曲目の『エンジェル・オブ・デス』はナチスの虐殺者について書かれた歌詞が過激すぎるという理由から、コロムビア・レコードで国内配給を拒否されます。
さまざまな経緯があるようですが、私の持っているアルバムはプロデューサーのリック・ルービンが創始者にあたる「デフ・ジャム」から発売されています。
スラッシュメタル、デスメタルなどエクストリームメタルなどと呼ばれるサウンドの根幹にいるバンドなので、これらの音楽が好きだ!というかたは、スレイヤーは避けて通れません。
これは買っておけ。
このアルバムは持ってたはず???と思ってたんですが、なかったのでDISKユニオン大宮店で中古を買わせていただきました。
輸入盤でたしか380円。
素晴らしすぎる。
他のCDと合わせて4~5000円も散財したことは奥さんには黙っておこう…。
私の独断と偏見の評価
好きか嫌いかの独断と偏見による10段階評価です。私が最も愛してやまないMETALLICA『…and justice for all』を「10」として考えています。5段階で初めたけど、「4」ばかりになりそうなので変えました💦
10.0
【講評】
なにも言うことはありません。15点ぐらいつけてもいいぐらい。
ダメな点を見つけるほうが難しい。
スラッシュメタルのお手本、教科書的1枚です。
それでは、また明日👍
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構成メンバー/参加ミュージシャン/クレジット
- Tom Araya – bass, vocals
- Kerry King – guitars
- Jeff Hanneman – guitars
- Dave Lombardo – drums
収録曲
1曲目、アメリカ国内での配給を拒否られた問題作であり、
名曲『エンジェル・オブ・デス』。
サウンドは一発目の音から、カッケ~です。曲が始まったその瞬間に体温が2度ぐらい上がった感じがしますね。
し・か・し、歌詞はヤバすぎます。
ナチスドイツの強制収容所で人体実験を繰り返した医師の歌詞で、和訳を改めてみましたが‥‥文字情報だけど、かなりきつくて見てられないです。
冷戦末期の1986年だと、もう2度とあんな戦争は起きない、起こさないというような中では受け入れられたのか、ラジオで流されることもなかったのに、それなりのセールスを上げています。
だけど凄惨な戦争がリアルに感じられる、今はこの曲はかなりきついし、ヤバいかもしれませんね。
ちなみに、主要メンバーであるボーカル、ベースのトム・アラヤは敬虔なクリスチャンです。
「この歌詞ヤバすぎだよね~、ちょっと変えた方がよくね?」みたいなことをメンバーに言って、「ウチはそういうバンドだろうが!」と、よく怒られるそうです(笑)
3曲目『ネクロフォビック』。
本作で最も速い曲、240BPMだそうです。
スラッシュのお手本ですね。
10曲目、ラストを飾る『レイニング・ブラッド』。
YOUTUBEで拾ったこの曲は初めの40秒ぐらいがカットされていますね。
雨のSEから始まるライブの定番曲です。ただ速いだけじゃなく耳に残るリフ、ドラマチックな展開、最後に聴ききった心地よい疲労感を感じさせてくれる曲。
ギターソロで最高潮に達した時に、血の雨の中に一気に突き落とされる感覚。
いいっすよ~。
アルバムタイトルは『reign in blood』=『血に統治される(君臨される)』。
この曲は『reining blood』=『血の雨』。
おあとがよろしいようで、ってかけたのかなwww
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