HELL AWAITS【SLAYER】

名盤巡拝476

HELL AWAITS

SLAYER

発売日:1985/9/16

レーベル:METAL BLADE

1.    "Hell Awaits" 6:16
2.    "Kill Again" 4:56
3.    "At Dawn They Sleep"    6:17
4.    "Praise of Death"   5:21
5.    "Necrophiliac"    3:46
6.    "Crypts of Eternity"    6:40
7.    "Hardening of the Arteries"    3:55
8.    "Haunting the Chapel"    4:00
9.    "Captor of Sin"    3:31


こんにちわ、あおさん(@aosan)です。

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そうだ、これは持ってなかったな、
とついつい買ってしまったスレイヤーの2作目です。

 

1985年にリリースされた本作は、現在までに100万枚以上売れているミリオンセラー。次作『レイン・イン・ブラッド』(1986)が神盤なのは、周知の事実ではありますが、この2作目も相当きてます。

 

特徴的なのは、1作目『ショウ・ノー・マーシー』(1983)『レイン・イン・ブラッド』に比べて、長尺の曲が多いです。
スレイヤーというと、ど真ん中の王道を突き進むスラッシュメタルバンドであり、1曲3分から長くても4分、短い曲だと2分台の曲もあります。その方向性にスロー、ドゥーミーを取り入れて賛否両論の4作目の『サウス・オブ・ヘブン』(1988)でさえ、一番長い曲で「サウス・オブ・ヘブン」の4:58です。

 

本作は1曲目「ヘル・アウェイツ」が6:16、3曲目「アット・ドウン・ゼイ・スリープ」が6:17、6曲目「クリプツ・オブ・エターニティ」が6:40

 

この後、6分台の曲がリリースされるのは1990年リリースの5作目『シーズンズ・イン・ジ・アビス』の「シーズンズ・イン・ジ・アビス」で6:38です。でも、この頃になると、演奏技術も録音技術も格段にあがり、作風も大局的なものになり、緩急織り交ぜたストーリー性の強いものになるのです。ようはリスナーを飽きさせない熟練さが備わっているんです。

 

しかし、本作はまだまだデビューして2枚目で、音質は悪いわ、若さゆえの猪突猛進っぽい曲が多い中、この6分台の長尺は、激しさばかりで単調で聴き疲れてしまう、聴き飽きてしまう恐れが十二分にある…と思いますが、いや、実際そういうバンドもいる中で、この作品はすごい。

 

スレイヤーの素晴らしい点はそのリフです。心つかんで離さない単純なリフから、耳から離れない複雑なリフが、聴き手のテンションを下げないんですね。1曲目の「ヘル・アウェイツ」は6分もある中、いやってほどの神リフを聴かせてくれます。1曲目からゾクゾク感が止まらない!!!

 

また、デイブ・ロンバードのドラムが暴れまくってます。スラッシュ・メタルとはかくあるべし、と言わんがばかり。

 

衝撃のデビュー作と3作目の神盤に挟まれて、イマイチ存在感の薄い本作ですが、いやいや聴いてみると、デビュー作よりもキレッキレにぶっ壊れてて、3作目よりも邪悪感がスゲー気がするのは私だけでしょうか???

 

結論として、俺ってスレイヤーが好きなんだなと改めて実感できる作品でした。

もう、買っていない他のアルバムも全部買おう。

 

私の独断と偏見の評価

好きか嫌いかの独断と偏見による10段階評価です。私が最も愛してやまないMETALLICA『…and justice for all』を「10」として考えています。5段階で初めたけど、「4」ばかりになりそうなので変えました💦

9.3

【講評】

音質が悪いという評価はよく聞きますが、それがアングラっぽくて、邪悪感満載で、逆にいいですね。ヴェノムの音質の悪さは、あぁ~ヴェノムからしょうがないよね。って思ってしまうのにwww

 

それではまた次の作品で✋

 

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構成メンバー/参加ミュージシャン/クレジット

  • Tom Araya – bass, vocals
  • Kerry King – guitars
  • Jeff Hanneman – guitars
  • Dave Lombardo – drums

収録曲


www.youtube.com

1曲目のタイトルナンバー「ヘル・アウェイツ」。
一応、セオリー通り『静』からの導入、話し声のSEがザワザワ感をあおり、スローなリフで盛り上げてくるあたり、2作目にしてかなり巧いですね。邪悪感が半端ない。

 


www.youtube.com

6曲目「ネクロフィリアック」。
ギターリフもいいですが、デイブのドラムがキレまくってます。
曲構成もテンションを上げ過ぎずに、グッと抑えめにしているところが、かえって怪しさ満点、気持ち悪い雰囲気を醸し出してイイです。

 

 

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