断捨離414枚目
ARISE
SEPULTURA
温鋼知新-02
発売日:1991/3/25
レーベル: ロードランナーレコード
1. 「Arise」 3:18
2. 「Dead Embryonic Cells」 4:52
3. 「Desperate Cry」 6:40
4. 「Murder」 3:26
5. 「Subtraction」 4:46
6. 「Altered State」 6:34
7. 「Under Siege (Regnum Irae)」 4:52
8. 「Meaningless Movements」 4:40
9. 「Infected Voice」 3:18
10. 「Orgasmatron」(モーターヘッド cover) 4:15
こんにちわ、あおさん(@aosan)です。
私がその当時に聴いてこなかったあのバンドを聴いてみるゾのコーナー。
月1回、私の本当に聴きたいアルバムを買う企画、第2弾。
今回はブラジルのスラッシュメタルバンド「セパルトゥラ」の4枚目のスタジオアルバム『アライズ』です。
かなり探しました。
これの次作『ケイオスA.D.』とか、そのあとの『ルーツ』とかはあったけど、CD中古を取り扱っているお店、4店ぐらいまわってようやく見つけました。
500円(盤にやや傷あり)。
「セパルトゥラ」というバンドの作品の中で、なぜ『アライズ』じゃなきゃダメなのかというと、
私が「セパルトゥラ」なるバンドを初めて見聞きしたのがこの『アライズ』だったんです。
当時、高校1~2年生だったかな。
1991年、
このサイトのタイトル通り、まさに『30年前』。
この作品がリリースされた1991年は、とにかくメタルの熱い年で、メタリカのブラックアルバムやデスメタル系も大御所が名作をリリースしまくり、その前年にはスレイヤーの『シーズンズ・イン・ジ・アビス』、メガデス『ラスト・イン・ピース』、アンスラックス『パーシステンス・オブ・タイム』と92年辺りまで熱い展開が続きましたね。
で、ここで問題なのが、ニルヴァーナがグランジの冷たい炎でヘヴィメタルやハードロックの世界を焼き尽くした名盤『ネヴァーマインド』のリリースの年でもあり、この翌年の1992年にはメタル界に革命を起こしたと言えるパンテラの『ヴァルガー・ディスプレイ・オブ・パワー』(邦題;『俗悪』)がリリースされます。
しかし、これはまた別のお話。
こんな激動の熱い熱い真っ只中であった1991年に高校の友人に勧められたのがスラッシュメタルファン激アツの『アライズ』だったんですが・・・、
全然聴かず、通っていないんですよ、セパルトゥラ。
忙しかったんですよ・・・💦
他のバンドを聴くのが。
熱かったんですよ、
他のバンドが・・・(マライアも可愛かったし)。
で、無理やり貸されて1回耳を通したぐらいで、そのまま記憶の片隅に消えてしまったセパルトゥラ。
非常に残念な、私の過去、そして記憶。
さて、この時代、スラッシュメタルと言えば、王道的にはスレイヤー。スラッシュメタル四天王とか言われてたメタリカはブラックアルバムで新世界に目覚めてしまっているし、メガデスもアンスラックスも独自の路線、独自色が際立ってきた時期で、単純なスラッシュメタルと言えない状況。
その王道スレイヤーとタイマン張れる傑作が、このセパルトゥラの『アライズ』だったんですね。
で、30年経って、大人の耳でじっくり聴いてみると・・・、
ええですわ。
確かにスレイヤーとタメ張れますね、っていうか張ってます。
王道スラッシュここにありです。
あえて言うなら、ボーカルかな。マックス・カヴァレラのデスヴォイス寄りのボーカルは、スレイヤーのトーンのやや高いシャウト系のトム・アラヤと比べると、デスのチャック・シュルディナーに近い。
歯切れのよい、そして簡単に肩の力を抜かせてくれない緊張感のある声質は、王道スラッシュサウンドと相まって、次の展開、次の展開を期待させてくれます。
荒々しくてスレイヤーの『レイン・イン・ブラッド』辺りを彷彿させるリフ展開や、凶暴なギターソロ、初期スレイヤーのような作りが荒さがあるかと言えば、メタリカの『マスター・オブ・パペッツ』のようにガッチリ作り込まれた感もあり、イモ臭さ、B級臭さが全くない。
いやはや、すいません。好きです、大好きです。
間違いなく名盤です。
当時、聴かなくてごめんなさい。参りました。
もっとしっかりと聴いておくんだった💦
次回…
さてさて、来月以降紹介しようと思っている作品が2つ思い浮かんでいます。
一つはジャーマンスラッシュの名盤、もう一つは世界で2000万枚のセールスを誇るアメリカのヘヴィメタルバンドの80年代の傑作。
さて、何のアルバムでしょうか?
2つ目はヒントが広すぎですね。でも突き詰めちゃうとわかっちゃうので(笑)
ぜひ、推理してみてください。
私のサイトでは一度も紹介したこともないし、言及もしたことないバンドだと思います。
私はこの2枚を探して、また中古CD屋をさまよいます。
出来れば1000円以下で買いたいなぁ。
なんだか、30年前当時にBurrn!!!を読んで、見かけて気になったバンドを探しまわって国立やら吉祥寺やらをさまよっていたあの時代を思い出して、懐かしい気分でCD屋巡りをしています。
あのガムシャラにCD買いまくっていた時代に戻った感じです(笑)
来月は大宮に行く予定があるので、久々にDISKユニオンに行ってみようかと思ってます。
それではまた来月、違う名盤で👊
同年にリリースされた名盤たち (1991年)
しかし名盤ばかりですね。
ガンズの『ユーズ・ユア・・・』とガンズを毛嫌いしているニルヴァーナの『ネヴァーマインド』は同時期だったんですね。
そしてデスメタル系はメロディック系やプログレ系やら、単純な王道デスメタルから様々な方向へ分岐していった時期でもあるのかな~。
そして、マライアに心奪われていた年でもあります。
構成メンバー/参加ミュージシャン/クレジット
収録曲
1曲目タイトルナンバーでもある『アライズ』。
いろいろ貼り付けて紹介したいんですが、一球入魂で👍
完成度高い。ボーカルはやはりデスメタル寄りですね。ボーカルスタイルは「デス」のチャック・シュルディナーとそう違いはないです。両者ともスラッシュメタルとデスメタルの境界、いやどちらも跨いでいるような感じ、セパルトゥラの音楽性がスラッシュメタル寄りで、デスはデスメタル寄りなのかな。そもそもそんな境界なんてないんだとおもうけど(笑)(笑)
しかし何よりギターがすごいですね。しっかりと聴かせてくれるギターソロ。
なかなかないね、ここまで愚直にどストレートなスラッシュメタルは。
名盤中の名盤と言われる理由がよくわかる。
お手本のようなスラッシュメタルです。
おまけ
『ヘヴィ・メタル 鋼鉄のお遊びブック』より。
これがわかるか!?
私にはその違いはまったくわからない。
答えはこの記事の一番下にあります。
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答え:1と8