YOUTHANASIA【MEGADETH】
名盤巡拝482番
YOUTHANASIA
MEGADETH
発売日:1994/10/24
レーベル: キャピトル
- 審判の日 - Reckoning Day - 4:34
- 終わりなき旅路 - Train of Consequences - 3:31
- カオスへの誘惑 - Addicted to Chaos - 5:27
- ア・トゥー・ル・モンド - À Tout le Monde - 4:22
- エリュシオン・フィールズ - Elysian Fields - 4:02
- ザ・キリング・ロード - The Killing Road - 3:51
- ブラッド・オブ・ヒーローズ - Blood of Heroes - 3:50
- ファミリー・ツリー - Family Tree - 4:11
- ユースアネイジア - Youthanasia - 4:07
- アイ・ソート・アイ・ニュー・イット・オール - I Thought I Knew It All - 3:42
- ブラック・カーテンズ - Black Curtains - 3:37
- ヴィクトリー - Victory - 4:22
こんにちわ、あおさん(@aosan)です。
いまや自分自身が原点回帰してしまい、スラッシュメタルを聴きまくっている現状でのこの作品は正直痛い。
前作「破滅へのカウントダウン」から2年後の1994年リリースで6枚目のスタジオアルバム。
タイトルは「安楽死」(euthanasia)と「若者」(youth)をかけた造語です。
ジャケットは赤ちゃんを干して回っているおばちゃんで、何かを風刺しているのか?
なかなか意味深で印象深くて、どんなサウンドを体験させてくれるのか期待してしまいます。
さて、その中身はというと。
90年代のヘヴィメタル勢にとっては、生き残りをかけた試練の時代だったわけですが、
その波にうまく乗ったな。
という作品です。
全編ミドルテンポの曲構成で、なんだかちゃんと人が歌っている、演奏している歌になってます。
この変化は、まさにメタリカと同じ!
非人間的な…、メガデスにあっては機械的な鋭さや、近未来的な人にあらずのサウンドづくりをしてきたバンドが、これか…。
当時のインテレクチュアル・スラッシュメタルなんて言われてた強烈なメガデスの印象を植え付けられている私にとっては、ちょっとスイマセンな内容です。
それでも、1曲目はまぁまぁよかったので、全部聴いてみたんですが。
私には合わなかった💦
ところどころにメガデス節が聴かれるのが、逆に嫌なんです。
残念。
私の独断と偏見の評価
好きか嫌いかの独断と偏見による10段階評価です。
私が最も愛してやまないMETALLICA『…and justice for all』を「10」として考えています。
7.2
【講評】
決してアルバムの質が悪いわけではないと思います。
新しいリスナー、また柔軟なリスナーにとっては、かなりカッコいい部類のヘヴィメタルを聴けると思います。
しかし、残念ながら「ピース・セルズ…」や「ラスト・イン・ピース」で育ってしまった私はコレを受け入れることは、何度聴いても難しいです。
それではまた次の作品で✋
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構成メンバー/参加ミュージシャン/クレジット
- デイヴ・ムステイン - ボーカル、ギター
- マーティ・フリードマン - ギター
- デイヴィッド・エレフソン - ベース
- ニック・メンザ - ドラムス
収録曲
1曲目「レコニング・デイ」。
イントロといい、歌い出しといい、メガデスらしくてこの後の展開を期待させます。
曲全体としては、盛り上げきらないでグルーブを利かせたずっしりとくる感じです。あぁ、持っていきかたがメタリカっぽいや。
9曲目「ユーサネイシア」。
タイトルナンバーです。うねりのあるスローテンポにデイブ・ムスティンの絡みつくようなボーカル。
2:26あたりから転調してテンポも速くなり、初期メガデスっぽいソロが聴けます。ここはカッケ~です。
でも、そのあとにまたねっとりの歌に戻る。
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