名盤巡拝453番
GHOST REVERIES
OPETH
発売日:2005/8/29
レーベル: Roadrunner
1. "Ghost of Perdition" 10:29
2. "The Baying of the Hounds" 10:41
3. "Beneath the Mire" 7:57
4. "Atonement" 5:23
5. "Reverie/Harlequin Forest[a]" 11:39
6. "Hours of Wealth" 5:20
7. "The Grand Conjuration" 10:21
8. "Isolation Years" 3:51
こんにちわ、あおさん(@aosan)です。
本日から、『断捨離』をやめました!
やはり、音楽を愛してやまず、このサイトを通して、まだ元気なうちにたくさんの音楽に触れていきたいと思ってしまい、次々にCDを買いだす始末です。
それらを1回聴いて、段ボールの中に放り込んでしまうのは心苦しく、自分の部屋を整理し、たくさんの音楽に囲まれた部屋に作り替えようと思います。
そして一つのテーマであった『断捨離』ではなく、これからもたくさんの名盤を拝聴させていただきたいので、お遍路のように、次次へと様々なものを聴きたいので、『名盤巡拝』と銘打ちました。
これからも、古き良きもの、新しきもの問わず、どんどん聴いて、ここで言葉足らずなレビューを続けていこうと思います。
私の所持しているものなので、『名盤』じゃないものも多数含むとは思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
さて、そんなターニングポイントとなった本日は、
北欧のプログレッシブ・デスの大御所オーペスです。
大宮のDISK UNIONでは、この手のデスメタル、ブラックメタル系の中古CDが、わずか数百円で手に入ります。なんて素晴らしいお店なんでしょう。
DISK UNIONは埼玉県内に北浦和にもありますが、コチラはメタル系は弱いようです。お店によって得手不得手があるんでしょうね。ちなみに先日、所用で訪れたDISK UNION立川店もロック、メタル系は強くないようです。せっかく行ったのに。
まだまだ大宮店にはお世話になりそうですm(__)m
さて、オーペスですが、私は初見?初聴の印象は、車の中で聴いたんですが、実はあんまし良くなかったんです。
ボーカルがデス声と通常ボーカルを使い分けていて、デスメタルとして聴くと、拍子抜けしてしまい、音楽性もデスメタルというよりも、たらたらとろとろとゴシック、ドゥームメタル系?と感じて、さらっと聴いて、こんなもんかと思ってしまったんですね。
その第一印象の悪かった彼らを、記事にするにあたって家のPCで聴きながら書いていると、
「あれっ?けっこう良くね?デスじゃないな、プログレ?」
そう思うと、なかなかいい感じ。
このバンド、何かの用事の時に(頭の中で別の用事を考えているような)車の中で聴くよりも、聴くぞ!って構えて聴かないと、良さがわからないかも。おっ、この感覚がまさにプログレじゃんwww
ということで、記事を書くのに、改めて聞いたら印象がガラッと変わった、私にとっては変わり種のバンド。
そんなオーペスとは、スウェーデンのプログレッシブ・デスメタルバンド。
個人的には、デスメタルとはかなり違う、異色な感じがあります。次元が違うというか。
ミカエル・オーカーフェルト(G,vo)が主宰で、70年代プログレ要素を盛り込んだ、テクニカルなデスメタル。楽曲の中にアコギやクラシカルでメロウなメロディを存分に盛り込んで、時に轟音をかき鳴らし、デスボイスも楽曲の一部となっています。
聴けば聴くほど味が出てくる感じですね、かなりダーク寄りにしたドリーム・シアターに時にデスボイスでの過激なアレンジがされるみたいな感じかな。極端に静と動の対比を強調するあたりなどキング・クリムゾンの『レッド』辺りに通じるものも感じます。
おそらくどのCD屋さんでも、「デスメタル」の棚に置かれてしまうと思いますが、私的には、
『これはデスメタルじゃない』
『デスボイスを効果的に使ったプログレッシブメタル』が私的結論。
本作は彼らの8枚目のスタジオアルバム。
1995年にデビューアルバムをリリースしており、ミカエルは21歳、1974年生まれで私と同い年。なんか感慨深いなw
全8曲ですが、1曲1曲が作り込まれ練り込まれで、プログレらしくとにかく長い。10分越えの曲が4曲もあります。この時点で普通のデスメタルじゃないですね。
私の独断と偏見の評価
好きか嫌いかの独断と偏見による10段階評価です。私が最も愛してやまないMETALLICA『…and justice for all』を「10」として考えています。5段階で初めたけど、「4」ばかりになりそうなので変えました💦
8.0
【講評】
このアルバムは、レビュー書いたらもう聴かないだろうなと思ってました。
これだけ印象が変わったバンドも久しぶり。
そういえば、メタリカの『…アンド・ジャスティス・フォー・オール』も最初は好きじゃなかったな。同時に買ったメガデスの『ラスト・イン・ピース』のほうが比較的キャッチーだったので、最初はそっちばかりを聴いていましたね。
でも、聴けば聴くほど『…アンド・ジャスティス・・・』に引き込まれて『我が一生の一枚』になってしまいましたね。
そういう中毒性を孕む一枚になりそうです。
それでは、また明日👍
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なし
構成メンバー/参加ミュージシャン/クレジット
- Mikael Åkerfeldt – vocals, rhythm guitar, lead guitar, acoustic guitar, Mellotron
- Peter Lindgren – lead guitar
- Martín Méndez – bass
- Per Wiberg – Hammond organ, Mellotron, grand piano, Moog
- Martin Lopez – drums, percussion
収録曲
本作7曲目のシングルカットされた『ザ・グランド・コンジュレイション』。
クリーンボイスとデスボイス、静と動の対比がはっきりしてて、オーペスというバンドがどんなものかとても分かりやすいかもしれません。
また他の曲と比べて5分という、きわめて普通の演奏時間もとっつきやすいかもしれないですね。
本作2曲目『ザ・ベイング・オブ・ザ・ハウンズ』。
イントロ、歌い出しはまさにメロディック・デスですね。
しかし、10分の長尺でよく聴かせてくれます。あぁプログレだなこれは、と思ってると激しいところはデスメタルでスカッとさせてくれる。
ところどころキング・クリムゾンが見え隠れする気がします。
1曲目『ゴースト・オブ・パーディション』もかなりいいと思いますが、今のところこの2曲目のが好きかな。
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