METALLICA【METALLICA】
断捨離431枚目
METALLICA
METALLICA
発売日:1991/8/12
通称:『ブラックアルバム』
- エンター・サンドマン - Enter Sandman [5:31]
- サッド・バット・トゥルー - Sad But True [5:24]
- ホゥリアー・ザン・ザウ - Holier Than Thou [3:47]
- ジ・アンフォーギヴン - The Unforgiven [6:27]
- ホェアエヴァー・アイ・メイ・ロウム - Wherever I May Roam [6:44]
- ドント・トレッド・オン・ミー - Don't Tread on Me [4:00]
- スルー・ザ・ネヴァー - Through the Never [4:04]
- ナッシング・エルス・マターズ - Nothing Else Matters [6:28]
- オブ・ウルフ・アンド・マン - Of Wolf and Man [4:16]
- ザ・ゴッド・ザット・フェイルド - The God That Failed [5:08]
- マイ・フレンド・オブ・ミゼリー - My Friend of Misery [6:48]
- ザ・ストラグル・ウィズイン - The Struggle Within [3:53]
- ※ソー・ホワット - So What? [3:08]
※日本盤のみボーナストラック。私が所持していたものは発売日当日に購入した当然の日本盤なのでボーナストラックが収録されていたが、これは買い直した輸入盤なので残念ながら収録されていない。ブックオフで380円でした。
こんにちわ、あおさん(@aosan)です。
あけまして、おめでとうございます。
1月1日~1月3日までお休みさせていただきました。
去年はやったんですがね(笑)
さて、いきなり本題からそれてしまうのですが、
12月31日に投稿したドイツのスラッシュメタルバンド「デストラクション」の名盤『リリース・フロム・アゴニー』の記事へのアクセスが飛びぬけていて、わざわざ買った甲斐がありました。
とはいえ、メインブログのアクセスに比べれば全然なんですが(笑)(笑)
まだまだ密かなメタル愛好家がいるのかなと思うと、嬉しい所存でございます。
これまで自分の所持していたCDを断捨離という名目でレビューし片づけ、そして、100円で買えてしまう名盤を買って、またレビューしていくという企画を始めたんですが、だんだんと自分のメタルへの熱が覚醒し、いつの間にやらすでに10数枚もまともな金額で購入しています…。恐ろしやdisk union。
今はリアルが忙しいので、保留しますが、このサイトのリニューアルを今年の目標にしたいと思います。
断捨離じゃなくなります、きっと(笑)
そんな思いを込めて、
今年初の1枚はコレにしました。
メタリカの5枚目のスタジオアルバム、通称『ブラックアルバム』。
自らのバンド名を冠するセルフタイトルアルバムです。
どのバンドもセルフタイトルアルバムを出すときは、①相当自信がある作品か、それとも②バンドの方向性をガラッと変えるターニングポイントになる作品なのか、③1枚目のアルバムにつける場合もありますね。
この作品の場合は②です。
そして、ヘヴィメタルと言うジャンルをアンダーグラウンドから、陽のあたるメジャーシーンへ引っ張り出すきっかけとなった、メタリカだけの話でなく、ヘヴィメタルシーンでも非常に重要な1枚。
ここで考えて欲しいのは、実に感覚的な問題ですが、
(左)HM / HR(右)
というジャンルのうち、どちらかというと(左)側の方の方たちです。
メタリカをはじめ、メガデス、アンスラックス、アイアン・メイデンやらジューダスプリーストやら、基本商業的な成功を狙っているわけではなく伝統的にコアなファンに向けて、暗く重く一部の人たちからは避けられてしまうような、一般人からはいわゆる『ヘビメタ』とか言われちゃっていたような音楽。
(右)側は、ボン・ジョヴィやガンズ・アンド・ローゼス、モトリー・クルーのようなLAメタル系の商業的成功をある程度意識している、アメリカ人泣かせのベタなラブ・バラードとかをやっちゃうバンド。(あくまで私の個人的な分類で、嫌いなわけじゃ全然ないです)
この(左)側のバンドが、ビルボードで1位を獲得、全世界で3000万枚近くをセールスし、世界で最も売れたアルバムランキングに入っているということが、
業界を揺るがす大事件だったのですね。
この時期にHM/HRというジャンルをぶち壊す3つの転機となる作品がリリースされました。
一つはこのメタリカ『ブラックアルバム』。
一つは、※1パンテラ『ヴァルガー・ディスプレイ・オヴ・パワー』。
そして、オルタナ・グランジのニルヴァーナ『ネヴァー・マインド』。
ニルヴァーナの『ネヴァー・マインド』については、グランジ・オルタナブームによる既存ヘヴィメタルシーンに対しての致命的な決定打となりました。
この3枚によって、この後のヘヴィメタルシーンは、
メタリカの影響を受けて、スピードを押し殺しヘヴィネス・グルーヴを重視したもの、
パンテラの影響を受けて、メロディから決別したような極端にヘヴィネスを強調したモダン・ヘヴィネス、グルーヴ・メタルと言われるようなもの。
似たような表現ですが、同じヘヴィネスと言っても叙情的なメタリカと非人間的なパンテラの方向性は真逆です。パンテラとニルヴァーナのほうが少しばかり近い匂いを感じますね。
ニルヴァーナの影響を受けて、グランジの要素を取り込もうとしたもの、
これらによって、グダグダに潰れていったバンド、音楽性に迷走して行方知れずになったバンドも数多い…。
私も、これらの影響を受けてつまらなくなったバンドを多数聴き、そして2000年代に向けて、私自身が買ってまで音楽を聴かなくなりました。
なんかね、90年代半ばのHM/HRのサウンドって、ものすごくつまらなくなったんです。
そう考えると、この3枚の功罪はデカいなぁ。
全部持ってるけど(笑)
では、この『ブラックアルバム』のサウンドは????
好きか嫌いかと言われると、実は半々なのです。
メタリカの作品で好きなのはどれと言われると、4th『…アンド・ジャスティス・フォー・オール』が一番好きだし、スラッシュメタルとしてはあらゆる意味で完成されている3rd『マスター・オブ・パペッツ』が神盤だと思う。
『ブラックアルバム』は素晴らしい作品なのは間違いないんですが、好きかどうかは別のお話なんですね。
ターニングポイントとなる名盤なんです。
キライじゃないですよ、なくすほど(笑)聴いたアルバムなんで。
ヘヴィメタルを語るうえで、持っておくべき1枚であるには違いない作品です。
そして、私のサイトのターニングポイントにある年にいたしたく、年始恒例のメタリカのアルバムからこの作品をチョイスしました。
それでは、また明日からよろしくお願いします👍
※1…パンテラフォロワーの起源は1990年リリースの『カウボーイ・フロム・ヘル』という意見もあります。その作品を私は聴いていないので…、いやたぶん友達から押し付けられて聴いたけど、そこまでじゃなくて私は次作『俗悪』(1992)を買ってしまった。
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構成メンバー/参加ミュージシャン/クレジット
- ジェームズ・ヘットフィールド (James Hetfield) - リズムギター/ボーカル
- カーク・ハメット (Kirk Hammet) - リードギター
- ジェイソン・ニューステッド (Jason Newsted) - ベース
- ラーズ・ウルリッヒ (Lars Ulrich) - ドラム
収録曲
本作1曲目『エンター・サンドマン』。
シングルカットされMTVで当時繰り返し流れてました。
余談ですが、ミドルテンポで比較的わかりやすい構成で、ジェイムズ・ヘットフィールドの歌唱も聴き取り易く、これならカラオケいけるかな?とやってみたところ・・・、やっぱこの声はジェイムズだからこそなんですね。
エッジの効いたこの声は凡人の私には無理でした(笑)
8曲目『ナッシング・エルス・マターズ』。
メタリカ初のラブ・バラードだそうです。
あ~、とうとうやっちゃったよ、と思いましたが、聴いてみると、メタリカのラブ・バラードへの解釈が凡人の私の次元の遥か上にあったことがよくわかりました。
素晴らしいと思う。好きか嫌いかは別として。
しかし、ラブ・バラードじゃないでしょコレ(笑)
4曲目『ジ・アンフォーギヴン』。
これもバラードになると思うけど、どちらかというとこちらの方が好きだな。
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